卒業式当日の袴の着崩れ防止と3つの着崩れ対処法 | 袴コレクション
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袴の着崩れ防止策と3つの対処法

待ちに待った卒業式。慣れない袴で動くのはちょっと大変。そんなあなたにアドバイス。
せっかくの卒業式、一日中着崩れることなく過ごす方法をマスターしちゃいましょう。
着物・袴姿での基本の動作6つをご紹介します!これであなたも袴美人!

1階段を上る時
卒業式当日の階段の上り方

家を出る時から式会場までの道中。
階段で転んだり、せっかくの卒業式で着崩れないよう、注意するポイントは2つ。
(1)袴の両脇から体の前側に手を入れる。
(2)袴をふんわり浮かせながら上がる。
これなら裾を踏むことがないので、卒業式に着崩れる心配もありません。
足元をよく見て、ゆっくりと階段を上りましょう。

2階段を下る時
卒業式会場で着付けが着崩れない階段の下り方

卒業式当日、階段を下りる時は、袴の後ろ側を引きずらないようにするのがポイント!
手順は次の通りです。
(1)上る時とは違い、手は袴の両脇から後ろ側へ入れる。
(2)お尻のあたりで袴を浮かせるとキレイに下りれます。
足元を見ながら、ゆっくりと落ち着いて◎

3椅子の座り方
卒業式会場で着崩れない椅子の座り方

せっかくの卒業式。シワになるのを避けるため、卒業式会場で着席するときは、浅めに腰をかけましょう。
(1)手は袴の両脇から後ろ側に入れる。
(2)袴の後ろを持ち上げて座ります。
スカートをはいている時のように、袴を巻き込んで座ると、着崩れの原因になるので気をつけて!

4トイレの利用
卒業式当日のトイレの利用

長時間の着物姿で一番困るのはトイレの利用。レンタルされる袴は股下の仕切りがなく、ロングスカートのようになっているため、トイレも簡単に済ませることが可能です。
せっかく着付けた着物が着崩れないように、注意すべきポイントは3つ。
(1)袖が汚れないよう、体の前に持ち上げて、帯と袴の間に入れる。
(2)ロングスカートの要領で裾を持ち上げる。
(3)終わったあとは着崩れのチェック。袴の前と後ろを鏡で確認しましょう。

5車に乗る時
車で卒業式会場まで行くときの着付けの注意

卒業式会場まで車で向かわれる方、また帰り道に車を利用される方は、乗り方にも注意が必要です。
(1)まずは両袖を腕に掛けて、踏みつけたり、シワにならないようにします。
(2)乗り込むときはお尻から座席に座ります。
(3)足を持ち上げて車内に入れ、身体を回転させて座席にきちんと座ると、それでOK。
このとき、深く持たれずに、浅めに腰かけるといいでしょう。

6車から降りる時
卒業式会場で車から降りる時の着付けの注意

せっかくのヘアセットが崩れないよう頭にも気をつけて。車から降りる時はゆっくりとした動作で行うと、着付けが崩れません。
(1)乗ったときとは反対に、降りるときは足から降ろします。
(2)頭が車の天井に当たらないよう気をつけて、体をゆっくりと出します。
(3)立ち上がるときは袖を踏まないよう注意。しっかりと袖を抱えてから立ち上がるとOK。
最後に着崩れていないかチェックもしておきましょう。

着物・袴が着崩れたときのお直し術

卒業式当日、着物・袴が着崩れてしまったとき、慌てず騒がず、サッと自分でどうにかできればいいですよね。
袴コレクションでは、レンタル着物・袴をご予約いただくみなさまに向けて、着崩れのお直し術をご紹介します。

着物の襟元がたるんできてしまった場合の対処法
宅配でレンタルした着物の衿元

特に写真を撮る時にたるんでいると目立つため、必ずチェックをして、着崩れている場合は次の手順で直します。
(1)まずは右手を袴の右脇から入れます。
(2)着物の下前(右肩から下した側)を下に引っ張ります。
(3)着崩れていた前の部分が下に引っ張られるので、次は左側も同じように下に引っ張って直します。
ポイントは強く引っ張りすぎないこと。強く引っ張ることで背中の中心線がずれてしまうので力加減には気をつけて。

袴の紐がほどけてしまった場合の対処法
ネットで宅配レンタルができる袴デザイン

卒業式会場に向かっている最中など、紐がほどけてしまった場合は簡単に結び直すことで対処が可能です。
その際のポイントは2つ。
(1)再度ほどけてしまわないように、引きながら結ぶ。
(2)一度固く結んでから、紐の余った部分をさらに重ねて結ぶと尚良し!
急な着崩れも慌てずささっと簡単に対処することが可能です。

袴がずり落ちてきてしまった場合の対処法
宅配レンタルした袴の後ろ姿

本来ならこの場合は、再度帯から結び直した方がいいのですが、「そんな時間も場所もない!」という場合に使える対処法があります。
(1)袴の脇から手を入れて、着物を下に引っ張りながら、帯と袴を一緒に掴み、ぐぐっと上に持ち上げる。
それでも落ちてきてしまう場合は固定するために、袴の背中側にヘラがついているので、そのヘラを帯の結び目に差し込んでください。着崩れ防止になります。