卒業式当日、袴に草履を合わせますか?それともブーツを合わせますか?
ブーツよりも脱ぎ履きが楽な草履ですが、鼻緒で足が痛くなるというデメリットもあると「袴にブーツ?草履?メリットデメリットから選ぶ」でご説明していました。
そこで今回は、卒業式袴で草履を選ぶ人のために、痛くならない3つの秘訣をご紹介いたします。
痛くなるのはどこ?草履で痛くなる3つの場所
よく、袴に草履を合わせる時のデメリットとしてあげられる「痛み」。
「草履だと靴擦れしてしまいそうだから、ブーツにしようかな。」と考える方って結構いらっしゃいます。
でもこの「痛み」、事前に予防策を知っておけば卒業式当日も気持ちよく過ごせますよね。
そこでまず知っておきたいのが、袴に草履を合わせた時に、痛くなる3つの場所。
袴に草履を合わせると、親指が痛くなる場合
袴に草履を合わせて親指が痛くなる方は、鼻緒の付け根の部分(前坪)で擦れてしまっているから。
足袋を履いているとはいっても、やはり一日中履いていたら擦れてしまって歩きにくくなります。
そこでポイントなのが、足の親指と人差し指の間に余裕を持たせること。
前坪から1cmくらい間を開けて、軽く引っかけたぐらいで歩くと痛くなりにくいんです。
また、事前に絆創膏などを貼っておくのも痛み対策には◎
擦れて皮が破けてしまった時も、絆創膏が貼ってあるので安心です。
袴に草履を合わせると、小指が痛くなる場合
袴に草履を合わせて、足の小指が痛くなる場合は、鼻緒が小指の側面に当たり、擦れてしまっているから。
かかとを1~2cm出して草履を履くと痛くなりません。
「え?草履から足がはみ出しちゃうの?」なんて思ってしまうかもしれませんが、草履はもともとかかとを少し出して、引っ掛けるように履くもの。
安心して草履を履きこなしてください。
袴に草履を合わせると、かかとが痛くなる場合
最後に、親指や小指じゃなくて、かかとが痛くなる場合。
重心をかかとに乗せて歩く方に多い症状です。
親指と人差し指で鼻緒を軽く挟んだら、つま先を重心にして歩くことを意識してみてください。
着地するときは、地面と並行に。
足の裏から草履が離れるほど、足を着ける時にペタッペタッと音がなってしまいます。
卒業式当日は鼻緒を慣らしておくのもポイント!
鼻緒で足を擦ってしまうのは、鼻緒が新しかったり、硬いままの状態で履くから。
レンタル店で卒業式袴と一緒に草履もレンタルする場合は、事前に慣らしてあったり、何回か履かれていて、履きやすいことのほうが多いです。
新品の草履の鼻緒を慣らす方法は以下の3つ!
新しい草履を買ったという方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 1,鼻緒の付け根(前坪)を持ち上げる
2,鼻緒を左右に大きく開く
3,鼻緒を揉んで柔らかくする
卒業式は袴で草履を履きこなそう
「せっかく袴を着るんだったら、草履を合わて上品なコーディネートにしたい」という方って、結構いらっしゃいます。
だからこそ、草履が痛くならない4つの秘訣をマスターしちゃいましょう。