袴の着付けや卒業式で必要な7つの小物

小物類

卒業式当日に、できるだけ持ち物を少なくする方法をご紹介。
その前に、卒業式袴の着付けに必要な和装小物の基本的なことからお伝えいたします。
卒業式の着物や袴は肌に直に着用するものではありません。
まずは肌着を着て、長襦袢を着付けてから着物を羽織り袴を着付けていくもの。
着付けをする上で必要な和装小物を順番に見ていきましょう。

 

 

卒業式袴の着付けに必要な小物は全部で7つ!

(1)肌着…いわゆる下着のこと、肌襦袢ともいいます。
(2)長襦袢…肌着の上に着るもの、半衿がついていて白衿・刺繍衿と二種類のデザインがある。
(3)衿芯…長襦袢の衿元についている半衿に通す芯、プラスチック製のものが多い。
(4)腰紐…長襦袢の前合わせを止めるのに使用したり、着物の丈を調整するために使用するベルトの役割をする紐、3本必要。
(5)伊達締め…腰紐と同じ役割をする幅広の帯状のもの、着付けがずれないようにする。
(6)帯…着物を着付けた後、袴を履く前に結ぶ、半巾帯のこと。
(7)前板…帯に皺が寄らないよう帯の間に挟み込む板、帯板ともいいます。

ほとんどの卒業式は3月に行われます。
そのため寒さ対策も兼ねて、肌着の代用として襟ぐりの広いヒートテックを着用されてもOK!
ヒートテックの上から長襦袢を羽織っても問題ありません。
寒さ対策のためにレギンスやスパッツを穿かれる方もいらっしゃいます。
ブーツを履かれる方は防寒対策としてタイツを身につけられるのが良いですよね。
草履を履かれる方は痛くならない歩き方などもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

着付けの際にあった方が便利なもの3選

 

(1)コーリンベルト…両端にクリップがついたゴム状の細いベルトのこと。
(2)補正用品…薄手のフェイスタオルで十分、最近では補正パットなどもある。
(3)着物クリップ…洗濯ばさみで代用可能。

卒業式袴の着付は、腰紐と伊達締めで着付けは十分行えます。
それでも卒業式当日の着崩れが不安な場合は、伊達締めをする前にコーリンベルトで着物の前合わせを固定するといいでしょう。
補正用品は、帯がずり落ちないようウエストに巻くために使用します。
コーリンベルトと補正用品は卒業式当日の着崩れ対策に必要なものです。
着物クリップは着付けが楽になるために必要なもの。
あればいい、という程度ですので、なくても着付けは可能です。

忘れずに!卒業式当日に必要な2つの和装小物

着付けとはまた別の話ですが、卒業式当日に必要なものが2つあります。
巾着と髪飾りです。

巾着は言わずもがな、和装スタイルに合わせた鞄です。
ヘアセットをする場合は華やかな和装に合わせて髪飾りも用意しましょう。

巾着の中に入れるものは、携帯や財布、ハンカチやティッシュ、定期など。
小さなものなら入るので、必需品はすべて巾着に入れて持ち歩きましょう。
髪飾りは、普段は選ばない派手なもの、小花がついたもの、シャラリとかわいらしく揺れるものなどがおすすめ。
※生花をお使いの場合は、花粉が着物に付着すると変色の原因になります。
※必ず花粉が出ないようおしべを取り除いてからご使用ください。

卒業式袴に合わせる髪飾りをお探しの方は「袴の髪飾り安くて良いものが欲しいなら」もご一緒にご覧ください。

<まとめ>着物・袴以外で着付けに必要な和装小物一覧

着物や袴以外で卒業袴の着付けに必要な和装小物一覧
 

着付け小物…(1)肌着 (2)長襦袢 (3)衿芯 (4)腰紐 (5)伊達締め (6)帯 (7)前板
履物はなににする?…草履(足袋)、ブーツ(タイツ)
あったらいいな…コーリンベルト、補正用品、着物クリップ
当日必要…巾着、髪飾り

これだけ揃えれば十分!
ただしここまで揃えるのはやはり大変で、購入となると全体で相当な金額になります。
やはりレンタルで一式揃えるのが賢い方法!
肌着はヒートテック、コーリンベルトは腰紐、補正用品はタオル、着物クリップは洗濯ばさみなど、代用可能な部分はできるだけ代用しましょう。

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